社会・政治– category –
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「核のある世界」のコンディション=状態を捉え、描く―映画『リッチランド』 園崎明夫
ワシントン州南部にあるリッチランドは、第二次世界大戦中にアメリカが国を挙げて原子爆弾の開発・製造を目指した「マンハッタン計画」における、核燃料生産拠点「ハン... -
『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』が語ること、語らないこと~ここから何かが始まる映画~ 園崎明夫
1972年11月8日、早稲田大学文学部キャンパスで第一文学部2年生の川口大三郎君が亡くなった。当時、文学部学生自治会を支配していた新左翼党派・革マル派による... -
<アメリカの対中国戦略のために日本の国土と軍隊が使われている。戦雲が全国に広がる> ドキュメンタリー映画『戦雲』三上智恵監督トークイベント
ドキュメンタリー映画『戦雲』。三上智恵監督が2015年から8年かけ沖縄の南の島々をめぐり取材し続け、軍事要塞化がすすむ島々とそこに暮らす人たちを描く。『戦雲』とい... -
能登2011~24③輪島の漁師町は過疎知らず
輪島市街をながれる河原田川の河口の西には、海士町と輪島崎町というふたつの漁師町がならび、輪島港は、石川県で最大の水揚げをほこる漁港だ。春はノドグロやハチメ... -
能登2011~24② 2013年の朝市
輪島市の中心街は、日本海にむかって南北にながれる河原田川の東側が河井町という中心街で、輪島塗の塗師屋が多い。西側の鳳至(ふげし)町は江戸時代は素麺で知られ... -
能登の被災地にぬくもりを 足湯ボランティアに参加して 馬場玲妃
穴水町のガソリンスタンドで 手をもみ腕をさすり「つぶやき」拾う 私は2月19日から4日間、能登半島地震の被災地でボランティアをした。被災自治体の一般ボランティア... -
『戦雲ーいくさふむー』評 ~映画の遠近法 倉田剛
熱い正義感や激しい思いは、若者の特権ではない。三上智恵監督最新作『戦雲』は石垣島で8歳の時終戦を迎え現在「いのちと暮らしを守るオバーたちの会」の山里節子さん... -
『沖縄狂想曲』―観客の心に「沖縄基地問題」への知的刺激「狂想曲」が鳴り響く見事な作品! 園崎明夫
作品公式サイトのヘッドコピーは「マスコミが報道できない、沖縄―基地問題。その全てを語る!」 沖縄米軍基地をめぐる政治的課題や政策的動向や社会事象や事件・事故や... -
ホロコーストを生き延びた少年の証言 ドキュメンタリー映画『メンゲレと私』トークイベント 文箭祥人(編集担当)
「ホロコースト証言シリーズ」最新作にして最終作『メンゲレと私』。昨年 12 月 30 日、大阪・十三の第七藝術劇場での上映後、ドイツ映画研究者の渋谷哲也さんが登壇し... -
「能登らしさ」とは(2)日本海を救った珠洲原発反対運動
志賀原発は危機一髪だった 志賀原発のわきにたつ団結小屋 地震発生当初、志賀原発(1号機は1993年、2号機は2006年運転開始)について北陸電力は「安全は保...