大阪のメディアを考える「大阪読売新聞 その興亡」75 番外編 能登半島地震調査3 安富信

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 能登半島地震調査は、ある意味、今後の日本の地震災害に備える上で、良い意味でも悪い意味でも非常に勉強になった。その上で、付け加える件です。
 実は、筆者はかなり日頃からの行いが悪い人間のようで、結構、色んなことが起こります。2月11日、久しぶりに能登半島に緊急地震速報が発令され、震度4を記録しました。ちょうど、珠洲市にいた時です。さらに、金沢からサンダーバードで帰る12日、なんと北陸本線の福井県北鯖江駅近くで火災があり、北陸本線がかなり長い時間、運休となり、夕方からサンダーバードに乗り込む予定が危ぶまれましたが、17時31分にほぼ全席自由席の臨時特急が走り、無事、その日のうちに帰宅出来た。

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学生とボランティア拠点整備

 そして、次は学生を連れて行き、今後長く続けなければならないボランティア活動の拠点を作らなければならない。
 そう思い、阪神・淡路大震災以降、ずっと様々な被災地に住み込みながら、被災者の支援を続けているチーム神戸代表で、JSS(日本避難所支援機構)事務局長の金田真須美さんに連絡を取った。筆者は実はJSS代表理事なのだが。名ばかりだ。

 
能登町神和住の工房で片付けボランティアをする学生

「イキのいい学生を連れて来て」。即答だった。
 で、3月7日から2泊3日だが、主宰する神戸学院大学のサークル「クローズアップ社会研究会」の2年生2人を連れて、石川県能登町に入った。神戸から能登半島まで、マイカーで往復した。
 訪れたのは、能登半島の東北に位置する能登町の少し内陸に入った神和住地区。金田さんは、地震発生後間もなく輪島市付近に車で駆けつけて車中泊を続けながら、避難所を訪れ、炊き出しや被災者の相談に乗っていた。
 ある時は、市の職員から退去命令が出るなどしたが、したたかに被災者支援を続けている。彼女が着目したのは、神和住地区にある工房。「ストレートスラッシュキルト」という特殊な技術で縫い上げるバッグやポーチを作る西ふさえさんの作業場だ。
 約50畳はあるだろう工房は、陳列していたバッグやポーチ類が散乱し、障子が壊れ、窓ガラスが割れている。これを学生2人と一晩かけて片付け、掃除。簡易マットを敷き詰めて、大人10人が寝られるスペースを確保した。

輪島市内の民家の片付けボランティアをする大学生たち

 これで、今後、学生たちが能登半島でボランティア活動するための拠点づくりが完成。早速、7人の学生(神戸学院大学社会防災学科と神戸海星女子学院大学)が、3月22日から2泊3日の日程で能登町を訪れ、輪島市内の民家の片付けボランティアをした。

復旧遅れ、不可欠なボランティア

 はっきり言って、能登半島地震の国、石川県の災害対応は最悪だ。阪神淡路大震災の神戸の復旧に比べても、2016年4月の熊本地震に比較しても、大幅に復旧が遅れている。だからこそ、大学生らの若い力が必要だ。今後も、どしどし、ボランティアを送り込むつもりだ。(つづく)

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