2023年– date –
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観客自身の内面との対話を迫る、破格のドキュメンタリー映画―『ビヨンド・ユートピア 脱北』 園崎明夫
北朝鮮から「脱北」する人々の「今」を迫真の記録映像で描く、驚異的なドキュメンタリー映画。祖国を脱出し、総移動距離12,000㎞に及ぶ、命懸けの危険な旅を続ける5人家... -
「あの頃、何者かになりたかった」―『笑いのカイブツ』に漲る映画の魂! 園崎明夫
原作はWebマガジンの連載で支持を集め、書籍化もされたツチヤタカユキ氏の同名私小説。ラジオ番組や雑誌へのネタ投稿で圧倒的な採用回数を誇る、「伝説のハガキ職人」と... -
大阪のメディアを考える「大阪読売新聞 その興亡」71 安富信
夕飯は居酒屋で「酒盛り」 神戸総局をもう卒業したいと思っていたのだが、やはり、阪神・淡路大震災震災のことをもう少し書かないと。なんか、この1年酒鬼薔薇聖斗事... -
ホロコースト証言シリーズ映画『メンゲレと私』 12歳でアウシュヴィッツ強制収容所に連行されたダニエル・ハノッホが伝える言葉 文箭祥人(編集担当)
ホロコーストで犠牲となったユダヤ人の子どもたちはおよそ150万人である。そのうち、アウシュヴィッツ強制収容所に連行されたユダヤ人の子どもは推定21万6千人、1945年1... -
最低な世界を生きる子供たちを「映画」が暖かく抱擁する―『最悪な子どもたち』 園崎明夫
ある夏、フランス北部の荒れた地区を舞台に、現実にその地域に暮らす問題児たちが主役の映画が企画される。地元の子供たちを集めたオーディションが開かれ、様々な問題... -
戦争の抑止力としての「ホロコースト・ドキュメンタリー」―『メンゲレと私』を観て 園崎明夫
<イントロダクション> 本作は戦争の真実を記録する映像プロジェクト「ホロコースト証言シリーズ」の最新作。ホロコーストを体験・目撃した本人の語りと、関連するアー... -
大阪のメディアを考える「大阪読売新聞 その興亡」70 安富信
こう書いて来たら(どう書いて来たんや!とツッコミが入りそうだが)、何だか神戸総局時代は、苦しくて悲しいことばかりのようだが、そうでもなかった。新聞記者は、... -
令和の日本人への剛速球「戦争映画」~『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』 園崎明夫
これは、近年めったにない見事な「戦争映画」です。令和の今を生きている、すべての日本人の心のど真ん中に投げ込まれた、剛速球!世の中にはいろんな人がいるので、ど... -
塚本晋也監督新作『ほかげ』~「悪夢」のごとき、現代の「戦争映画」 園崎明夫
<イントロ> 世界中に熱狂的なファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた、映画作家・塚本晋也。 2015年に公開した『野火』では、太平洋戦争末期のレイテ島... -
〈『キャメラを持った男たち』にでてくる映画のこと〉③震災フィルムのこと 井上実
『キャメラを持った男たち』の公開のさなか、「自分のところにも関東大震災の記録フィルムがある」と問い合わせがありました。川崎市の方で、時期も経緯も不明ですが...