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デザキ監督を一人にするなーー映画『主戦場』東京地裁判決を受けて 越智あい(元KAWASAKIしんゆり映画祭スタッフ)
2022年1月27日午後1時半。東京地裁712号法廷では、2019年公開の映画『主戦場』の判決が言い渡された。私はこの日上京し傍聴。裁判長の判決の主文言い渡しを聞いた。 こ... -
銃声、女性兵士の呼吸、ヘルメットが鳴る音――境界で聴くノクターン 『国境の夜想曲』 萩原弘子
【borderの意味や現実を見せる】 画期的な作品だ。そのせいもあって、わかりにくい作品でもある。しかし目を凝らすと見える映像、耳を澄ますと聞こえる音があり、それが... -
映画「北風アウトサイダー」を観て 水野阿修羅(釜ヶ崎在住)/映画ヒョーロクダマ(ライター)
水野阿修羅(釜ヶ崎在住) 「北風アウトサイダー」はわたしにとってあらためて在日コリアンとの関係を問う。 わたしは在日コリアンが好きだ。感情を隠さず、ハッキリとも... -
「ミラクルシティコザ」明暗混沌、老いにも可能性開く 映画ヒョーロクダマ(ライター)
「お前はネガチブなやっちゃのう。三上寛とかばっかり聞いとるからやで。これ聞かんかい」といって友人の小山君が貸してくれた紫のLPレコード。それを返す時、私は小山... -
「ミラクルシティコザ」 沖縄人も米兵も音楽に救いを求めた 水野阿修羅
【釜ヶ崎もコザも「暴動」は抗議の声】 映画「ミラクルシティコザ」を観て、沖縄を考えた。1970年はわたしにとって大変な年だった。大阪万博に反対し、日米安保条約に反... -
【福島の有機の里で①】土を信じて放射能とたたかった10年 藤井満
2011年3月、福島第一原発が爆発した。「安全安心」の野菜を首都圏などに届けていた福島県の有機農家にとっては致命的な事態だったが、「耕して種を播こう」と、事故後も... -
ハマのドン、横浜市議会から「自公一掃!」表明 「最後の闘い」全国で放映へ 古澤敏文(プランナー)
【港運協会賀詞交換会 港の発展へ「結束」呼びかけ】 今年1月4日に開催された毎年恒例の横浜港運協会賀詞交換会。コロナ感染拡大に配慮し一層簡素化されて行われた。そ... -
【1万件の生活相談から②】突然消える生活保護受給者 岡晃敏
岡行政書士事務所では、生活困窮者支援を業務の柱の一つにしている。 岡行政書士事務所のホームページ(https://seiho-sinsei.com/)を見て、全国から毎日相談が寄せら... -
「ボストン市庁舎」行政も警察も「多様性」を体現ーー「大阪市長に観てほしい」 日比野敏陽
「多様性」や「公共性」とは、実はなんだろう。そのありようを具体的に語ることができる人は、実はリベラル層でも少ないと思う。 「ボストン市庁舎」(フレデリック・ワ... -
森友公文書改ざん、税金1億円でもみ消し 財務省「認諾」で裁判終結 木村真
【佐川氏の直接関与示す「赤木ファイル」、裁判で明るみに】 「認諾」という言葉を知っていた人が、どれぐらいいるのだろうか? 森友問題公文書改ざんで、改ざんを強要...