文化・映画– category –
-
阪神・淡路大震災から30年―傑作『港に灯がともる』と作品の核心を担う女優・富田望生 園崎明夫
神戸に誕生した映画制作会社「ミナトスタジオ」の第一回作品として、阪神・淡路大震災から30年を期に制作・公開。2020年にNHKで放映されたテレビドラマ『心の傷を癒... -
記録映画『うつわよみがえる』(仮題)をつくる①有事の中の「用の美」 井上実
2024年の元日に起こった能登半島地震から1年が経過しました。 発災直後は、その直前まで輪島塗の技術記録映画を撮影していた者として、激しく動揺しました。特に撮影を... -
破格のドキュメンタリー『どうすればよかったか?』をどう観るのか? 園崎明夫
(C)2024 動画工房ぞうしま 『どうすればよかったか?』 映画冒頭、約8分間に及ぶ藤野監督が語る「家族の物語」に、その答えがあるのではないでしょうか。それは「... -
『事実無根』―「重層的」な面白さに溢れる、京都発の自主製作映画 園崎明夫
柳裕章監督の京都を舞台にした自主製作映画『事実無根』が、とても面白い。それもちょっと普通でない面白さ!おそらく観る人によって、幾つもの全然違った相貌を現す、... -
再審無罪判決「袴田事件」 姉・秀子さん登壇、ドキュメンタリー映画『拳と祈り―袴田巖の生涯―』トークイベント
『拳と祈り―袴田巖の生涯―』 獄中生活47年7ヶ月。30歳の元プロボクサーは、88歳の死刑囚となった。生きて還った袴田巖の知られざる闘いの物語。 10月27日、大阪・十三の... -
第7回角岡伸彦ノンフィクション賞&第1回西岡研介ノンフィクション賞発表会(後半) 〈悪いノンフィクション本もあるという話〉
大阪・九条の下町長屋の本屋さんMoMoBooksで「春のノンフィクション祭り2024~第7回角岡伸彦ノンフィクション賞発表会~」が4月に行われ、角岡伸彦ノンフィクション賞と... -
〈ある港町のお宮にたくさんの猫が住み着いたそうな めでたしめでたし なんてそう簡単にはいかんなあ〉 ドキュメンタリー映画『五香宮の猫』トークイベント
『五香宮の猫』 瀬戸内海の風光明媚な港町・牛窓。古くから親しまれてきた鎮守の社・五(ご)香宮(こうぐう)には参拝者だけでなく、さまざまな人々が訪れる。近年は多くの... -
『拳と祈りー袴田巌の生涯―』―その記録が切実な想像力を喚起するー 園崎明夫
2024年9月26日、袴田巌さん逮捕から58年、死刑確定から44年に及んだ「袴田事件」の再審判決がでました。静岡地裁の判決は「無罪」。その後10月9日に検察当局が上訴権を... -
ドキュメンタリー映画『ガザからの報告』 トークイベント
ドキュメンタリー映画『ガザからの報告』 2023年10月7日、ハマスによる越境攻撃をきっかけに始まったイスラエルによる未曾有のガザ攻撃。1年が経過した今、死傷者は10数... -
ある少年の死と満蒙開拓青少年義勇軍 大牟田聡
――ふと呼びかけられた気がした。 奈良県大和郡山市野垣内町(のがいとちょう)。JR大和路線の郡山駅から歩いて10分ほどの場所にある共同墓地「来世(らいせ)墓地」。...