マルチバースとカンフーで世界を救う⁈頭の中が異次元の恐るべき才能、ダニエルズ監督による、全人類が初めて体験する感涙のアクション・エンターテインメント!時空を超えて変幻自在なミシェル・ヨーの魅力に世界がノックダウン!(プレス資料より)
全編、今まで誰も観たことない斬新すぎる表現を駆使して語られる、破格の傑作ホームドラマ!古今東西数限りなく映画やテレビドラマで作られてきた、「お母さんが主人公の家庭劇」の超進化系!時空を超えてハチャメチャに弾けるポップな前半を楽しんでいると、後半からラストにかけて不意打ちのよう涙と感動が押し寄せてきます。
さらに80年代後半~90年代、香港のカンフー映画で大活躍したミシェル・キング時代からのファンだった人には、そのアクションの時を超えた美しさも涙ものですし、二人の岩?が「マルチバース」を語る、哲学的なアート表現も未体験の面白さ!家族愛、SF、アクション、メタバース世界の行方等々、見どころ満載の映像エンターテインメントです。
ダニエルズ監督はインタビューに答えて、「この映画は、インターネット時代に生きている我々の感情を表現してみました。言葉にしがたいとてつもなく圧倒される感情をとらえて、それを乗り越えたいと思いました」と語っています。
「マルチバース」という言葉はあっても、実態は日々過剰な情報の渦に巻き込まれて生きる、リアルな私たちが生きる「ユニバース」以外はなにもないわけで。私たちの喜びも苦しみも、愛も希望も悲しみもすべては、ただひとつのこの「ユニバース」のなかにしかないことを、この「ホームドラマ」はとても感動的に語ります。
インターネット通信やメタバース空間がどんなに私たちの感情を圧倒しても、それを乗り越えるカギは、つまるところ人と人との「リアル」にしかないということを、ダニエルズ監督は破天荒なそれゆえ考え抜かれた方法論に基づいて、この作品で表現したのだと思います。
今を生きる人たちにぜひ観ていただきたい、傑作です。
〇そのざき あきお(毎日新聞大阪開発エグゼクティブ・プロデューサー)
●「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」上映情報
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